仕事の悩み

【12時間労働はきつい】働き続けるデメリットや対処法について解説

12時間労働がよくある職場で働いている方の中には「このままでいいのか?」「12時間労働がつらい時はどうしたらいいの?」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

12時間労働は、身体やメンタルに少なくない負担がかかります。

「今の仕事が好き」「今後に活かせるスキルが身につく」などの理由がなければ避けた方がよいでしょう。

本記事では12時間労働を続けるデメリットや対処法について解説します。

記事を読むことで12時間労働の危なさを知り、具体的な対策がとれるようになりますので、ぜひ参考にしてください。

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12時間労働がきついと感じる3つの理由

疲れている男性

12時間労働がきついと感じる理由には以下の3つがあります。

  • 長時間労働によって体力が続かないから
  • 寝ることにしかプライベートの時間が使えないから
  • 長時間の業務によってストレスがたまりやすから

長時間労働によって体力が続かないから

12時間もの間、働き続けるためには多くの体力が必要になるため、最後まで体力が続かずにつらいと感じる方も多いです。

20代など、年齢が若い内は12時間労働が続いたとしても、ある程度は勢いで乗り越えられるケースもあります。

しかし、年齢を重ねると体力も回復しにくくなるため、身体やメンタルなどどこかで限界を迎えるでしょう。

体力が低下すると集中力が持続しなくなり、さらに疲労がたまりやすくなる点もよりつらいと感じる理由です。

寝ることにしかプライベートな時間が使えないから

12時間労働後はプライベートの時間がほとんど確保できない点もつらいと感じる理由の一つです。

仕事が終わり家に帰ってきたとしても、すべての時間を自由に使える訳ではありません。

  • 掃除・洗濯
  • 食事
  • 睡眠

以上をこなしていると、趣味やリフレッシュに使える時間はほとんど残りません

特に、睡眠時間が多く必要な方は、寝るだけにしか時間を使えないためきついと感じるでしょう。

長時間の業務によってストレスがたまりやすいから

12時間労働の方は、長時間の業務によってストレスがたまりやすい状態にあります。

そのため、精神的に不安定になる点をきついと感じる方が少なくありません。

12時間労働には、以下のようなストレスが発生します。

  • 体力的な疲れによるストレス
  • 仕事が終わらないことによるストレス
  • 長時間にわたって仕事環境にいることによるストレス

長時間労働はストレスがたまりやすいのと同時に、ストレスが解消しにくい環境でもあるため、人によってはきついと感じるでしょう。

12時間労働を続けることで生じるデメリット

デメリット

12時間労働を続けることで、以下のようなデメリットが生じます。

  • 身体的・精神的な健康リスクが高まる
  • 家族や趣味に使える時間が減る
  • 【12時間労働】平均時間勤務時間との比較

身体的・精神的な健康リスクが高くなる

12時間労働が続くと身体的・精神的な健康リスクが高まり、場合によっては重大な健康被害を招きます

具体的には、長時間労働によって以下のような健康リスクが生じます。

  • 脳・心臓疾患
  • 精神障害
  • 過労性の健康障害(胃十二指腸潰瘍・過敏性大腸炎など)
  • 集中力低下による事故・ケガ

特に、8時間以上の労働時間が月100時間以上ある方や、毎月平均して80時間以上ある方は健康リスクが高いので注意が必要です。

出典:「過重労働による健康障害を防ぐために」(厚生労働省)

家族や趣味に使える時間が減る

12時間労働が続くと、家族や友人と会える時間や趣味の時間が減ってしまい、人によっては大きなストレス要因となります

12時間労働が続くと、以下のような状態になる方が少なくありません。

  • 家族や友人との予定があわない
  • 仕事後の疲労がひどく行動する気になれない
  • 家に帰っても寝るだけになってしまう

家族や友人との時間が減ったり、趣味に時間が使えなくなったりすることで、ストレスや孤独を感じるだけでなく、働く意味を見失い意欲の低下にもつながります。

【12時間労働】平均時間勤務時間との比較

黄色い背景と虫眼鏡

厚生労働省が実施している「毎月勤労統計調査」によると、令和5年度におけるパートタイムを除いた労働者の平均勤務時間は1日あたり約8.4時間となっています。

調査において、最も労働時間の多い「運輸業・郵便業」であっても1日あたりの労働時間は約9時間のため、12時間労働は全体でみるとかなり長い勤務時間です。

また、月の平均出勤日数は19.2日となっています。

今の職場が平均より大きく下回るのであれば、転職によって労働環境が改善される可能性が高いです。

出典:「毎月勤労統計調査」(厚生労働省)

12時間労働がきついときの対処法

楽し気に話すカップル

12時間労働がきついと感じている方は、以下の対処法を試してください。

  • 無理にでも有給休暇を取得する
  • 質の高い睡眠をとる
  • 会社や関係機関に相談する
  • 12時間労働じゃない仕事に転職する

無理にでも有給休暇を取得する

12時間労働がきつく、身体やメンタルに不調を感じるようであれば、無理をしてでも有給休暇を取ってゆっくりと休みましょう

12時間労働が続き疲労がたまってくると、以下のような悪影響が出てきます。

  • 身体・メンタルに健康リスクが生じる
  • 仕事のことしか考えられなくなる
  • 自分のことに時間が使えなくなる

疲れは、健康リスクだけではなく、思考する力も奪ってしまいます。

自身を労わるだけでなく、これからのことをしっかりと考えるためにも有給休暇を利用しましょう。

質の高い睡眠を取る

質の高い睡眠を取ることで、通常より高い疲労回復の効果が得られます

質の高い睡眠を取るためには、以下の対策が効果的です。

質の高い睡眠を取る方法

  • 就寝の2時間前はスマートフォンやタブレットの使用を控える
  • 寝る前はコーヒーやタバコなど覚醒効果の摂取を控える
  • 寝る前にお風呂でしっかり体を温める
  • 身体にあった枕や布団を使う

疲労回復のほか、精神安定の効果も上がりますので自分にあった方法を試してください。

会社や関係機関に相談する

12時間労働がきついと感じる場合は、会社にシフトを変更できるか相談するのも一つの方法です。

相談する際は、シフト変更が必要な事情をしっかりと説明するとともに、会社の事情を考慮した代案(週2回なら入れるなど)も用意しておくとスムーズに話を進められます。

また、会社に相談しても改善が難しい場合は、関係機関に相談する方法もあります。

相談先

  • 労働基準監督署
  • 労働条件相談ほっとライン
  • 労働相談ホットライン
  • 都道府県労働局
  • 弁護士

特に、以下のようなケースは違法性が高いので、できるだけ早めに相談するとよいでしょう。

36協定を締結していない

企業は、36協定と呼ばれる労使協定を従業員と締結していない場合、8時間以上の業務を従業員にさせることができません

また、会社は労使協定を締結したことを従業員に周知する義務があります。

周知方法の例

  • 従業員が確認できる場所に掲示
  • 書面で交付
  • PC内に従業員が確認できるよう提示

また、36協定には「特別条項」というものがあり、特別条項付き36協定を交わしている場合、企業側は最大で720時間(一部の業種を除く)働かせることができます。

気になる方は、一度確認してみるとよいでしょう。

36協定で定められた月・年間の上限を超えている

36協定によって働ける時間があり、所定の時間を超えた労働をしている場合は、企業側の違法となります。

36協定によって定められている8時間以上働ける時間は以下の通りです。

8時間以上働かせられる上限
45時間
360時間

12時間労働がよく発生している、休日が少ないなどと感じる場合は、上限を超えている可能性があります。

1時間以上の休憩がもらえていない

12時間労働なのに休憩が1時間以下の場合は違法です。

労働基準法によって6時間以上の勤務時は45分、8時間以上の勤務時は1時間以上の休憩を従業員に与えることが、企業には義務付けられているためです。

また、ワンオペなど自分しか対応できる人がいない時の休憩は、法的には「休憩時間」とならないことも知っておきましょう。

12時間労働じゃない仕事に転職する

12時間労働によって身体やメンタルに不調を感じるようであれば、12時間労働ではない仕事を探し転職しましょう

パーソル総合研究所の調査によると、長時間労働の多い業種は以下になります。

業種 月の平均時間外労働時間
運輸業・郵便業 29.26時間
情報通信業 24.81時間
電気・ガス・熱供給・水道業 24.98時間
不動産業・物品賃貸業 21.60時間
製造業 20.54時間
学術研究・専門・技術サービス業 22.22時間
その他のサービス業 20.25時間
生活関連サービス業 18.28時間
建設業 20.61時間
宿泊業・飲食サービス業 18.54時間

引用:パーソル総合研究所「業種・職種別残業実態マップ」

ただし、転職の際は労働時間だけではなく給与や福利厚生など、総合的に判断して自身が納得できる仕事を探すようにしましょう。

12時間労働に関するよくある質問

ノートとQ&A

12時間労働に関してよくある質問に回答します。

1日12時間勤務は違法ですか?

1日12時間勤務は、条件を満たしていれば違法ではありません

労働基準法では、原則として8時間以上の業務は違法とされています。

しかし、企業・従業員間で36協定を締結していれば、1日8時間以上の業務も認められます

ただし、無制限で8時間以上働かせてもよい訳ではなく、以下の制限があります。

8時間以上働かせられる上限
45時間
360時間

一方で、1日の上限は特に定められていないため、12時間労働であっても法律上の問題にはなりません。

出典:「労働基準法」(厚生労働省)

12時間労働で寝るだけの生活はブラック企業ですか?

12時間労働で寝るだけの生活が続く企業は、ブラック企業の可能性があります

ブラック企業の明確な定義はありませんが、一般的には以下の特徴があるとブラック企業と呼ばれています。

  • 労働者に対し極端な長時間労働やノルマを課す
  • 賃金不払残業やパワーハラスメントが横行するなど企業全体のコンプライアンス意識が低い
  • このような状況下で労働者に対し過度の選別を行う

特に、月45時間以上の残業が発生している企業は、ブラック企業である可能性が高いといえるでしょう。

また、例えブラック企業でなかったとしても、12時間労働によって身体やメンタルに不調が生じているのであれば、転職を検討するべきです。

関連記事:激務で転職活動できない!転職する時間がないときの対処法11選

12時間労働はストレスが溜まりやすいですか?

12時間労働は、ストレスが溜まりやすいです。

12時間労働が続くとさまざまなストレスが生じます。

12時間労働によるストレス

  • 疲れによるストレス
  • 仕事が終わらないことによるストレス
  • 長く仕事環境に置かれることによるストレス

心にストレスがかかりすぎると、うつ病などの重大な精神障害を招く場合もあります。

ストレスによって精神的に不安定な状態が続くようであれば、病院へ行く、転職をするなどの対策を行いましょう。

すでに12時間労働でストレスを感じる方は、キャリフリでスキルを身につけて市場価値を高めてから転職するのもアリです。

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まとめ:働く環境を整え仕事もプライベートも充実させよう

笑顔のビジネスパーソン

12時間労働は身体やメンタルに大きな負担のかかる働き方です。

一般労働者の平均勤務時間が8.4時間であることからもきつい環境といえます。

対処法には「睡眠の質を改善する」「上司にシフトの相談をする」などがあります。

対策をしても状況が改善されない場合は、転職も視野に入れましょう。

12時間労働から脱け出し仕事とプライベートを両立させたい方は、ぜひキャリフリにご相談ください。

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