仕事の悩み

なぜ薬剤師の給料は上がらないの?安い原因と対処法について詳しく解説

薬剤師の給料が上がらないのはなぜ?収入アップのコツ!

薬剤師は昇給の機会が少なく、給料が上がらないということで悩んでいる方も多いです。
しかし、薬剤師でも給料アップが不可能というわけではありません。

本記事では、異なる職場と薬剤師の給料を比較したあとに、薬剤師の給料が上がらない理由や給料を上げる方法を紹介していきます。

ぜひ最後までご覧ください。

薬剤師の給料が上がらなくて辛い方は、スキルを取得し転職や副業を始めるのもひとつの方法です。

  • 薬剤師の給料が安くて悩んでいる…
  • 他の仕事にチャレンジしてみたい
  • キャリアアップしたい!

という方は、ぜひキャリフリに相談してください。

キャリフリでは、未経験からのスキル獲得とキャリアチェンジを一貫してサポートするカリキュラムが整っています。

今なら無料で60分間のキャリア相談を行っています。

興味のある方はぜひ公式LINEに登録してくださいね。

\簡単30秒で完了!/

今すぐ無料カウンセリングを受けてみる

まずはご相談ください!

薬剤師の異なる職場と給料を比較

薬を準備する薬剤師

薬剤師の給料を、以下の項目別に比較していきます。

  • 平均給与
  • 病院薬剤師と調剤薬剤師
  • 医療系職種
  • 業種別

平均給与と比較

はじめに給与所得者全体の平均年収と薬剤師の平均年収を比較します。

給与所得者全体の平均年収薬剤師の平均年収
男性563万円637.1万円
女性314万円540.1万円
平均458万円583.4万円

出典:国税庁令和4年分民間給与実態統計調査結果について をもとに作成

給与所得者全体の平均年収は男性で563万円、女性は314万円です。
一方、薬剤師の平均年収は男性が637.1万円、女性は540.1万円です。

男女ともに薬剤師の平均年収は高いことがわかります。

病院薬剤師と調剤薬剤師を比較

65歳まで働くことを想定した場合、常勤の病院薬剤師と薬局薬剤師の生涯年収の差はわずか512万円であり、大きな差異はみられません。

病院勤務(常勤)薬局勤務(常勤)
累積年収23,280万円22,768万円

出典:薬剤師の偏在への対応策

医療系職種と比較

次に、薬剤師以外の医療系職種と比較します。

職種平均年収
医師1378.3万円
歯科医師787.2万円
獣医師592.1万円
薬剤師583.4万円
放射線技師546.7万円
看護師498.6万円
理学療法士・作業療法士426.5万円

出典:令和4年賃金構造基本統計調査 を基に作成

薬剤師の給料は、他の医療関係の仕事に比べても高い部類に入ります。
最も給料を多くもらっている医者が平均で1378.3万円、ついで歯科医師が787.2万円です。

薬剤師は平均583.4万円で、医療の職種の中では上位に位置しています。
医者と比べると少なく感じることもありますが、一般の会社員と比べれば十分に高い給料をもらっているといえます。

業種別で比較

最後に薬剤師の年収を業種別にみていきましょう。

業種平均年収
製薬会社431.1~664.4万円
ドラッグストア446.5~594.3万円
調剤薬局428.7~596.3万円
病院薬剤師401.4~542.2万円

参考:マイナビ薬剤師

薬剤師の給料は、働く場所によって大きく異なります。

製薬会社で働く薬剤師は、成果によって給料が変わることが多く、年収が高めの傾向です。
次いでドラッグストアでの給料も高めです。

ドラッグストアでは店舗が増えているため、給料を高くしてでも薬剤師を雇う必要があるのでしょう。

一方、病院で働く薬剤師の給料は他の業種と比べると少なめです。

しかし、病院ではさまざまな経験を積めるため、自身のスキルアップのために病院薬剤師を目指す方もいます。

病院薬剤師は、新卒の薬剤師から人気が高く、人材供給が豊富なため、給料が他の業種に比べて低めになるのです。

薬剤師の給料が上がらないと言われる4つの理由

悩む薬剤師

薬剤師の初任給は高いものの、その後の伸びは大きくありません
そのため、薬剤師としてのキャリアを積み重ねても、給料が思うように上がらないと感じている人も多いようです。

薬剤師の給料が上がらないと言われる理由は、大きく分けて以下の4つです。

  • 役職の枠が少ない
  • 中小薬局の収入減少
  • 薬剤師の過多
  • 経営の問題

役職の枠が少ない

役職が上がれば給料も上がる会社が多いなか、薬剤師の世界では、役職の枠が限られているため、昇進のチャンスが少なく給料を伸ばす機会が少ないといえるでしょう。

薬剤師の役職一般的な会社員の役職
  • 管理薬剤師
  • エリア長
  • 支店長(ブロック長)
  • 本社勤務
  • 主任
  • 係長
  • 課長
  • 部長
  • エリア長
  • 支店長(ブロック長)
  • 本社勤務

多くの薬剤師は、昇進できる機会に恵まれず、給料が一定のラインを超えない「頭打ち」状態に陥ってしまいます。

役職に就けば収入は増えますが、チャンスが限られているため、給料の大幅なアップは期待できないのです。

中小薬局の収入減少

中小薬局が経済的に厳しい状況にあることも、薬剤師の給料が上がりにくい一因です。
東京商工リサーチの調査では、薬局の倒産件数が増えていることがわかっています。

薬局の倒産件数
2020年20件
2021年23件
2022年15件

参考:東京商工リサーチ

2020年には20件、2021年には23件の倒産がありましたが、2022年はコロナの影響で広がった受診を控える動きが一転し、倒産件数は15件に減少しました。

しかし、これからが本当の課題です。

大きな薬局やドラッグストアとの競争はさらに厳しくなっていきます。

  • 電子処方箋などのデジタル化
  • ネット注文
  • 在宅調剤への対応など

中小薬局の経済状況は、薬剤師の給料にも影響を及ぼすため、給料が上がりにくいという状況が続いているのです。

薬剤師の過多

厚生労働省の調査によれば、将来的には薬剤師の数が必要以上に増えてしまう可能性があると指摘されています。

また、効率的な仕事の進め方や薬剤師の働き方の見直しが進むにつれて、必要とされる薬剤師の数も変化する可能性があります。

薬剤師の過多は、雇用に不安をもたらし、給料が下がる原因となるでしょう。

経営の問題

薬剤師の給料が上がらない理由は、業界全体の問題や薬剤師の数だけではなく、会社の経営状態にも左右されます。

薬局や病院は、薬剤師の給料だけでなく、設備や人件費などのコストを負担しています。

会社の経営がうまくいっていない場合、必要経費の支払いで手一杯になり、給料の増加は見込めません。

会社の経営状況は下記の方法で確認が可能です。

  • 公開されている財務報告書
  • 会社の評判
  • 求人情報に記載されている福利厚生など

非上場企業の場合は、下記の方法で確認してみるのがおすすめです。

薬剤師として働く会社を選ぶ際は、会社の経営状況を事前に確認しましょう。

薬剤師の安い給料を上げる方法

新薬を開発する薬剤師

ここからは、薬剤師の給料アップを実現するための5つの方法を紹介します。

  • 管理薬剤師になる
  • 新しい資格をとる
  • 派遣薬剤師をする
  • 副業を始める
  • 転職を考える

管理薬剤師になる

薬剤師の給料アップの近道は、管理職への昇進です。

管理職になると、基本給や賞与の額が上がり、役職手当も加わるため、大幅な年収アップが期待できます。

管理職へは次のステップで昇進します。

管理薬剤師
エリア長
支店長(ブロック長)
本社勤務

薬剤師の給料を上げたいなら、まずは管理薬剤師を目指しましょう。

管理薬剤師になると、基本給や役職手当がアップするため、給料アップが期待できるでしょう。

新しい資格をとる

資格を持っていると、毎月の手当として数千円から数万円がプラスされる可能性があります。

薬剤師が目指す代表的な資格は以下の2つです。

認定薬剤師研修制度の単位を取得したことを認定された薬剤師
専門薬剤師特定分野の専門知識および技術を持つ薬剤師

資格を取得することは、手当だけでなく、キャリアアップにも役立ちます。
ただし、すべての職場で資格手当が支給されるわけではないため、就業規則を確認しておきましょう。

派遣薬剤師をする

派遣薬剤師は、時給が高い仕事が多く、正社員として働くよりも高い収入を得られる可能性があります。

時給3,000円を超える求人も珍しくありません。

自分の時間を大切にしたい方や、仕事以外の活動にも力を入れたい方にとっては、理想的な働き方と言えるでしょう。

副業を始める

副業は、本業とは別の収入源を得られるため、給料アップにつながります。

副業の選択肢は多岐にわたり、薬剤師の専門知識を活かした副業も可能です。

  • メディカルライター
  • 医療系の予備校講師
  • 薬学に関するブログ運営

専門的な知識が求められる副業は単価が高いです。

自分の得意分野や専門知識を活かして、有意義で収益性の高い副業を探してみましょう。

転職を考える

転職を考える際、多くの人が薬剤師といえば調剤薬局のイメージを持ちますが、より高い年収を目指すなら、製薬業界を含む幅広い分野で活躍するチャンスがあります。

  • 化粧品業界
  • バイオテクノロジー
  • 化学製品製造業界など

上記の分野では、薬剤師のスキルが高く評価され、需要も増しています。

調剤薬局以外での職務経験は、新たなキャリアの可能性を広げるでしょう。

給料が低くて転職を検討中方は、下記の記事も参考にしてください。

関連記事:今の職場じゃ給料が低すぎる!転職を考えるときに知っておきたいポイント

異業種に挑戦する

薬剤師より年収アップしたいなら、異業界の転職も検討しましょう。

年収を上げていくためには、市場規模も大きく将来性も高い業種選びが重要です。

成長が期待される業界例

  • IT業界
  • Web広告業界
  • 電子部品・半導体業界
  • Webエンタメ業界
  • EC業界
  • 物流業界

参考:doda【最新版】これから伸びる業界8選!

上記のとおり、IT技術は年々進化しているため、今後も伸びしろがある業界といえるでしょう。

転職を検討している薬剤師の方は、ITスキルを身につけておくのもおすすめです。

薬剤師から転職成功するコツ

メモする薬剤師

最後に、薬剤師の転職を成功させるためのコツを3つご紹介します。

  • 求人情報をチェック
  • キャリア形成を行う
  • スキルアップしてから転職する

さまざまな求人情報をチェック

自分が興味を持っている企業がなくても、定期的に求人情報をチェックすることは大切です。

意外な企業との出会いや、魅力的な職場を見つけるきっかけになります。

とくに中途採用の求人は、採用枠が限られているため、募集が短期間で終了してしまうことが少なくありません。

積極的に求人情報をチェックし、興味を引く企業の情報を見逃さないように注意しましょう。

キャリア形成を行う

転職を成功させるためには、キャリア形成が欠かせません。

薬剤師としての専門知識や経験は非常に価値がありますが、どのように次の職場で活かせるかを考える必要があるのです。

  • 薬剤師としての専門性をさらに深める
  • 新しい分野に挑戦する

まずは、自分の強みや目標を明確にし、実現に向けて一歩ずつ前進していくことが大切です。

スキルを身につけてから転職する

転職しても年収アップができるとは限らないため、企業から求められている能力がないと現職より年収が下がってしまう可能性もあります。

キャリアアップしていくためには、限られた求人の中から選ぶのではなく、キャリアを自由に選択できるようにスキルアップしてから転職するのがおすすめです。

ただ、キャリア形成や自己分析を一人で行い、スキルアップは時間や労力がかかり、なかなか思うように進まないこともあるでしょう。

そんな方におすすめなのが、スキルを習得しながら市場価値を高められる転職支援つきのスクールです。

  • 薬剤師から他の個人でも稼げるスキルが欲しい
  • 薬剤師を辞めて他の仕事をしたいけど不安
  • 異業種だけどITスキルを身につけ年収アップしたいなど

薬剤師からのキャリア形成や、転職について相談したい方は、ぜひキャリフリにご相談ください。

キャリフリでは、あなたの希望やキャリアプランを最優先に考え、具体的なプランを一緒に考えます。

まずは公式LINEに登録して、キャリアに関する悩みや目標についてプロに相談してみましょう。

今なら無料で60分間のキャリア相談を行っています。

今すぐ無料カウンセリングを受けてみる

新たなキャリア形成への第一歩!

まとめ:薬剤師で給料が上がらないと感じた時はとにかく行動しよう

薬剤師

薬剤師の収入が平均より高いものの、昇給のチャンスは限られており、給料の大幅なアップは期待しにくいです。

現在の給料に満足できず、今後のキャリアアップを考えているなら、転職支援付きのスクールに相談しましょう。

専門のキャリアアドバイザーと共に将来の計画を立てれば、明日からどんな行動をすればいいか、どんな目標を立てるべきかがはっきりします。

現在、キャリフリでは60分の個別キャリア相談を無料で提供しています。

あなたのキャリアに関する悩みや目標について話し、理想の給料アップに向けた道を一緒に考えましょう!

今すぐ無料カウンセリングを受けてみる

市場価値を高めて収入UP!

まずは自分の適職を知るところから始めましょう!

\無料でできるキャリア診断/

-仕事の悩み

Copyright © GVC career inc , All Rights Reserved.