非常に忙しい職場で働いているとライフワークバランスが取れる職場への転職を考えたくなるものですが、激務の中では中々転職活動ができない方も多いでしょう。
本記事では残業が多いなどの理由で転職する暇がない方に向けて、激務の中で転職活動ができない場合の対処法を解説します。
在職中に転職活動ができない方によくある質問にもお答えするので、ぜひ最後までご覧ください。
激務の中でも転職で役に立つスキルを身につけて転職サポートも受けたい方は、スキルを身につけながらキャリア形成のサポートをしてもらえるキャリフリの活用をおすすめします。
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激務で転職活動ができない場合の対処法11選
激務で転職する暇がないときは、下記の対処法が有効です。
- 転職活動は3~6か月前から始める
- 転職先の職種・業種を絞る
- 隙間時間を活用する
- 有休を活用して時間を作る
- 会社が納得できる理由で休む
- 転職エージェントを活用する
- スカウト型の転職サイトを活用する
- 転職イベントに参加する
- 書類と面接の準備をしっかりして内定をもらいやすくする
- 会社に退職することを事前に伝える
- 先に退職することも検討する
対処法の具体的な効果や方法について1つずつ解説します。
転職活動は3~6か月前から始める
激務の多忙な方でも、3〜6か月前から転職活動を始めれば少しずつ転職活動が進みます。
転職活動の段階 | 必要な時間の目安 |
書類作成などの転職準備 | 約2週間 |
求人に応募してから面接まで | 約2か月 |
内定をもらい現在の勤務先を退職するまで | 約1か月半 |
転職活動全体にかかる時間 | 約3か月 |
参考:転職活動にはどれぐらいの期間がかかる?
ケース別・転職活動スケジュール
激務の方は、時間に余裕を持って進めることが重要になりますが、転職活動期間が長すぎるのもモチベーションの低下につながります。
長くても6か月を目安にし、スケジュールを組むといいでしょう。
転職先の職種・業種を絞る
転職活動を始める前に転職先の職種や業種を絞っておくと、転職活動時に迷うことなく応募ができるようになります。
日本には約1万8,000種類の職種と、99種類の業種があり選択肢は膨大です。
職種や業種を絞らずに転職活動を始めると、どの求人に応募するべきか迷い、選択するだけで時間を取られてしまいます。
最低限、興味がある分野や挑戦したい業種を絞ってから転職活動を行いましょう。
「どの職種や業種を選ぶべきか分からない」方に向けて、平均年収の高い職種・業種のランキング表を記載しました。
順位 | 業種名 | 平均年収 | 職種名 | 平均年収 |
1位 | 外資系金融 | 約1,683万円 | コンサルタント | 約1,358万円 |
2位 | 生命保険・損害保険 | 約846万円 | システムアナリスト | 約1,223万円 |
3位 | 環境関連設備 | 約791万円 | 営業マネジャー・営業管理職 | 約1,031万円 |
4位 | 専門コンサルタント | 約780万円 | 不動産営業 | 約1,013万円 |
5位 | 住宅・建材・エクステリア | 約754万円 | システムコンサルタント(業務系) | 約987万円 |
6位 | 不動産 | 約754万円 | クリエイティブディレクター | 約905万円 |
7位 | リフォーム・内装工事 | 約743万円 | 用地仕入 | 約878万円 |
8位 | 専門店(自動車関連) | 約685万円 | 営業・企画営業(個人向け) | 約867万円 |
9位 | 商品取引 | 約677万円 | オペレーター・アポインター | 約822万円 |
10位 | 総合商社 | 約668万円 | 投資銀行業務(インベストバンキング) | 約793万円 |
上記の平均年収が高いものだけでなく、自分のスキルが活かせる、興味のある職種・業種にあらかじめ絞っておけば、絞って効率的に転職活動ができるでしょう。
隙間時間を活用する
激務の方だからこそ、隙間時間の有効活用は非常に重要です。
隙間時間の一例
- 通勤・退勤中
- 昼休憩中
- トイレ休憩中
- 取引先などへの移動中
たとえば、1日15分の隙間時間で30日続けた場合、7.5時間を転職活動に充てることができます。
休憩時間や、ちょっとした隙間時間を活用すれば、1日30分の時間確保は可能になってくるでしょう。
多忙な会社員だからこそ1日のスケジュールをしっかり組めば、転職活動に必要な時間を確保できるようになってきます。
時間がない中で、どうやったら時間を作れるのか考えてみましょう。
有休を活用して時間を作る
有給休暇を取って時間を作れば、転職活動に使う時間を大幅に増やせます。
転職面接は本業の勤務時間外に行わなくてはいけませんが、忙しい会社の勤務時間は残業の多い可能性が高く、退勤する頃には他の企業は就業している恐れがあります。
面接を受けるためには有給休暇で休日を作ることが効果的です。
有給休暇は、
- 入社日から6か月が経過している
- 定められた勤務日の8割以上を勤務している
上記2つの条件をクリアしていれば勤務年数に応じた休暇日数を得られるので、取得状況を確認してみてください。
会社が納得できる理由で休む
転職活動に使える有給がない場合でも、会社を納得させられる理由で休めば面接などに必要な時間を作れます。
会社が納得できる休日取得の理由
- 当日の朝や通勤途中などの急な体調不良
- 病気になった子供の看病などの家族に関するトラブル
- ガス漏れなどの自宅に関するトラブル
- 免許証の更新など公的に義務付けられている手続き
上記の理由で会社を休めば、有給休暇を使えない場合でも面接などの時間を確保できます。
転職エージェントを活用する
激務の中で転職活動を進める方法として転職エージェントが挙げられます。
転職エージェントに登録すると、担当者が企業と応募者の間に入ってスケジュール管理してくれるため、余計な労力をかけない転職活動が可能です。
ただし、転職エージェントは、担当者がノルマとして抱えている求人から優先的に紹介される場合もあります。
自身で好きな求人を探し応募できない、条件に合う求人を紹介されないなどのデメリットもあるため注意が必要です。
スカウト型の転職サイトを活用する
企業からスカウトが集まるスカウト型の転職サイトを使えば、転職の手間が省けます。
スカウト型の転職サイトは、登録して履歴書や職務経歴書の情報を入力すると、募集している人材に当てはまると判断した企業やヘッドハンターから声がかかる仕組みです。
スカウトの転職サイトを活用すると、自分から応募する手間が減り、企業によっては面接の回数が少なくなるため激務の中でも転職が成功しやすくなるでしょう。
一方で、スカウト型のデメリットは下記の通りです。
- 企業の目に留まるスキルがないとスカウトがこない
- 自分で企業と直接やり取りが必要な場合がある
- 希望の条件にマッチしたスカウトがこない
- スカウトされる業界・企業に偏りがある
自身のスキルや市場価値が低い場合は、スカウトされない可能性もあります。
自分が求めている条件とはかけ離れている場合もあり、スカウト型のサービスを利用する前には、企業にアピールできるスキルがあるのかスキルの棚卸をしましょう。
時間がない中でスキルを身につけて転職する方法については、下記の見出しで詳しく解説しています。
→時間がない中でもスキルを身につけて転職する方法
転職イベントに参加する
激務で転職活動が進められない方には、転職エージェントが開催する転職イベントへの参加もおすすめです。
転職イベントでは1つの会場に複数の企業が集まります。
参加者は一度に沢山の採用担当者と交流するため、効率的に情報収集ができるだけでなく、企業で働いている当事者から職場に関する話を聞けます。
業種に関係なくさまざまな企業が参加しているため、新たな業種や職種を知るきっかけになるでしょう。
会社に退職することを事前に伝える
激務な仕事を任されている人ほど事前に退職を伝えておくことも大切です。
事前に伝えるメリット
- 新規プロジェクトから外される
- 徐々に仕事の引き継ぎができる
- 責任者の仕事から外される
- 堂々と転職活動ができる
一般的に、退職が分かっている人に対して、新しい仕事を振ったり、先のプロジェクトを任せるようなことはしないでしょう。
会社から「どうせ辞める社員なのだから遠慮なく使い潰してやろう」と酷使される場合は、先述の有給休暇や会社が納得できる理由を使って勤務日を減らす対策がおすすめです。
事前に退職を伝えて会社に対応してもらえば、転職に使う時間を捻出できる可能性がある上、スムーズに辞められるでしょう。
先に退職することも検討する
転職活動を始める前に退職することも有効な方法です。
隙間時間や休日が取れないほどの激務であれば、転職活動の時間を捻出できないだけでなく健康を害する恐れもあるため、退職してからの転職活動をおすすめします。
転職先が決まる前に退職すると収入源がなくなるため、退職後は休職者が再就職するための支援制度である失業手当の申請を検討してください。
失業手当は下記の条件を満たしていれば受け取れます。
失業手当の取得条件
- 雇用保険に加入し、保険料を支払っている
- 離職日以前の2年間に、12カ月以上の雇用保険の被保険者期間がある
- 就労の意志と能力があり、求職活動を行っている
退職後に失業手当を生活費に使えば、転職活動に専念できます。
激務で転職活動できない人が注意すべきこと
激務の中で転職を成功させようとする方は、体調を崩さないように注意しましょう。
転職活動をするために体を酷使すると、疲労が蓄積し転職活動や本業に支障をきたす恐れがあります。
過労は転職活動や本業でのパフォーマンスを低下させるだけでなく、脳梗塞などの病気発症リスクを高めます。
発症する可能性がある病気
- 脳梗塞
- くも膜下出血
- 心筋梗塞
- 虚血性心疾患
- うつ病
出典:厚生労働省過労死等防止啓発パンフレット を参考に作成
過密なスケジュールでの転職活動を続けると体調を崩してしまう恐れもあるため、転職活動は無理のない範囲で行いましょう。
在職中に激務で転職活動できない人のよくある質問
激務で転職活動しにくい方が考えがちな下記の疑問に答えます。
- 退職を引き留められた場合はどうしたらいい?
- 時間がない中でスキルを身につけて転職したい場合は?
忙しい会社から退職する際は人手を確保するために引き留められる場合があります。
退職を引き留められた場合はどうしたらいい?
スムーズに退職するためには下記の4つを意識しましょう。
退職を引き留められた場合の対処法
- 転職のメリットを伝える
- 引継ぎをしっかりする
- 改善案を提示する
- 感謝を伝える
上記を使っても納得してもらえないときは、構わずに退職届を提出するべきです。
法律によって「労働者は退職の意志表示をしてから2週間で辞められる」と定められているため、引き留めに従わなくても問題ありません。
トラブルになる場合は労働基準監督署などへの相談を検討してみてください。
時間がない中でスキルを身につけて転職したい場合は?
激務の中でスキルが必要な仕事に転職したい場合は、キャリアを支援する転職支援付きパーソナルコーチングのキャリフリがおすすめです。
キャリフリは、スキルを身につけながら専門家による転職サポートが受けられます。
忙しい中でも、将来性やキャリアの選択肢を広げて転職活動したい方は、ぜひお気軽にキャリフリに相談してみましょう。
/キャリアの選択肢が広がる\
転職する暇がなくても計画次第で転職は成功する
本記事では激務で転職ができないと悩む方に向けて、忙しい中でも転職活動を行う方法について解説しました。
激務の中でも、転職してキャリアアップしている方はいますので、諦めずに正しい方法で転職活動を続けることが大切です。
忙しくて1人では中々転職活動が進まないという方は、誰かに頼り強制的に進めていく方法もおすすめです。
激務の中でも「キャリアをもっと自由に選択できる転職がしたい」という方はぜひキャリフリの無料カウンセリングをご活用ください。
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