同僚が次々と昇給していく中、自分だけ昇給なしだと、不安が募りますよね。
- 「なぜ昇給できないのか」
- 「自分だけ評価が低いのはなぜなのか」
理由も教えてもらえず、仕事へのモチベーションも下がってしまいます。
本記事では、自分だけ昇給しない原因と、具体的な解決策を詳しく解説します。
昇給できずにモヤモヤしている方は、ぜひ最後までご覧ください。
また、そもそも今の職場で働き続けるか、そこに迷いを感じている方も多いのではないでしょうか。
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目次
自分だけ昇給なしは違法じゃないの?
「昇給なし」と聞くと、法律違反ではないかと思うかもしれませんが、実はそうではありません。
この章では、昇給に関する2つの重要なポイントを紹介します。
- 昇給に関する事項は明示が必須
- 昇給の記載がなければ違法ではない
昇給に関する事項は明示が必須
労働基準法第十五条によれば、使用者は労働者に対して、賃金や労働時間などの労働条件を原則として書面で明示する義務があります。
労働基準法施行規則第五条の三にも、使用者は労働者に対して、昇給に関する事項を明示する必要があると規定されています。
また、労働基準法第八十九条によると、常時10人以上の労働者を雇用する事業主は、就業規則に昇給に関する事項を記載することが義務付けられているのです。
したがって、昇給に関する記載が就業規則にない場合は違法の可能性があります。
出典:e-Govポータル
昇給の記載がなければ違法ではない
会社や組織は、就業規則に昇給に関する事項を明示する必要がありますが、労働基準法では昇給制度の具体的な内容や詳細を定めていません。
そのため、昇給の記載があれば、具体的な方法や条件が記載されていなくても違法ではありません。
自分だけ昇給しない理由は4つ
自分だけ昇給しない理由は、以下の4つの原因が関係していないか考えてみましょう。
- 昇給基準に満たしていない
- 昇給の上限に達している
- 正社員ではない
- 昇給なしのパワハラ
昇給基準に満たしていない
昇給は、会社の業績だけでなく、労働者の評価や成績も考慮して決定されます。
そのため、自分が設定された昇給基準を満たしているかを確認してみましょう。
極端に成績が悪い場合や、目標の数字を大きく下回っている場合、昇給は見送られます。
また、実務成績だけでなく、遅刻や無断欠勤など勤務態度が悪い場合も、昇給が見送られる可能性があるでしょう。
昇給の上限に達している
昇給基準を満たしていても昇給なしの場合、昇給の年齢上限に達している可能性があります。
企業によっては、40代から50代の間に昇給の年齢上限を設定しています。
しかし、昇給の上限に達したとしても、収入アップのチャンスが完全になくなるわけではありません。
役職の昇進を目指すことで、収入を増やすことは可能です。
正社員ではない
契約社員やパート社員、アルバイト労働者は、正社員と比べると昇給が難しいです。
厚生労働省が行った「令和4年派遣労働者実態調査」によると、派遣労働者の約58.6%が派遣元に対し賃金制度の改善を求めており、昇給しにくいのが伺えます。
昇給を目指す場合は、正社員への転職を検討しましょう。
出典:厚生労働省ホームページ
昇給なしのパワハラ
昇給なしの理由がわからない場合は、上司からのパワハラかもしれません。
- 成績が昇給基準を満たしている
- 昇給の上限に達していない
上司も人間であり、個人的な好き嫌いに基づいて、給料を上げたくないと思うかもしれません。
上司とのコミュニケーションがうまくいっていない場合は、業務成績だけでなく、勤務態度を見直してみましょう。
自分だけ昇給しない会社で働く2つのデメリット
昇給なしの会社で働き続けると、下記のデメリットがあります。
- 給料が増えない
- やる気がなくなる
とくに、何年も昇給なしの場合は注意が必要です。
給料が増えない
当然ですが、何年も昇給がなければ、給料は上がりません。
基本給が変わらないため、賞与も入社時からほとんど変わっていないでしょう。
給料が上がらないと、将来に対する金銭的な不安が生まれます。
働く年数が増えるほど、昇給なしの問題は切実に感じられるでしょう。
やる気がなくなる
昇給制度がないと、仕事へのモチベーションが低下し、職場に対する不満が増大します。
経済的な不安や職場への不満は、心理的なストレスを引き起こし、健康面やプライベートにも悪影響を及ぼします。
仕事で成果を出しても報われなければ、継続して努力する意欲も失われるでしょう。
自分だけ昇給しないときの対処法6つ
最後に自分だけ昇給しないときの対処法を6つ紹介します。
- 自分だけ昇給なしの場合は理由を聞く
- 業績を上げる
- 自己評価を高める
- ダブルワークで収入を増やす
- スキルと経験を活かして副業を始める
- 適正に評価してくれる企業へ転職する
①自分だけ昇給なしの場合は理由を聞く
自分だけ昇給なしの場合、まずは上司に昇給しない理由を聞きましょう。
昇給なしの理由を確認することで、下記のメリットが得られます。
- 自分の改善点を指導してもらえる
- 新しいプロジェクトへの参加機会をもらえる
ただし、上司に確認する際は、攻撃的にならないように注意し、自身の実績や担当業務を具体的に示しましょう。
②会社への貢献度を上げる
会社への貢献度が低い場合は、貢献度を高めましょう。
業績を上げることが給料アップへの近道ですが、貢献度は業績だけで測られるものではありません。
大切なのは、会社の利益につながる成果を出すことであり、必要に応じて業務の質や効率を改善することも大切です。
直接的な売上につながらない場合でも、業務効率を向上させることが会社にとってプラスになります。
ただ単に在籍しているだけでは給料は上がりません。
今の自分に何が足りていないのかを考え、行動に移しましょう。
③自己評価を高める
業績だけでなく、勤務態度も昇給の判断に影響します。
上司や会社から適切に評価されていないと感じる場合は、積極的にアピールし自己評価を高めましょう。
- 会社に役立つ資格を取得する
- 新しいプロジェクトに立候補する
また、昇給している同僚の業務実績や勤務態度を観察し、自分との違いを分析することも大切です。
④ダブルワークで収入を増やす
昇給なしの場合は、アルバイトを始めることで収入を増やせます。
調査研究機関「ジョブズリサーチセンター(JBRC)」が実施した2023年12月度の「アルバイト・パート募集時平均時給調査」によると、三大都市圏(首都圏・東海・関西)の平均時給は1,185円(時間額)です。
出典:2023年12月度 アルバイト・パート募集時平均時給調査 三大都市圏の12月度平均時給は前年同月より27円増加の1,185円
1日3時間×10日間働くだけでも約30,000円の収入アップにつながります。
どうしても給料が上がらない場合は、ダブルワークで収入を増やしましょう。
⑤スキルと経験を活かして副業を始める
スキルと経験によっては、副業で稼ぐことも可能です。
たとえば、ITスキルを持つ人は、副業で収入を増やすことも可能です。
- Webデザイン
- Webメディア制作
- プログラミング など
ITスキルがない場合でも、自身の知識と経験を活かして、副業を始めることは可能です。
- 業界の専門ライター
- オンラインでの個別指導 など
新しいスキルを身に付けることで副業の選択肢が広がり、本業での昇進や転職にも有利に働きます。
副業を選ぶ際には、将来的にも価値がある仕事を選択するとよいでしょう。
関連記事:【副業2カ月で7万円達成】Webライティングで収益化を達成した原田さんの事例とインタビュー
⑥適正に評価してくれる企業へ転職する
現在の会社で副業が禁止されている、正当な評価を受けていないと感じる場合は、自分の実力を適正に評価してくれる企業への転職を検討しましょう。
昇給や出世の可能性は、配属される上司の考え方で左右されることも少なくありません。
いつか状況が改善するかもしれないと待つよりも、自分から行動を起こす方が得策です。
自分の能力を正しく評価してくれる職場で働き、長期的なキャリアを積み重ねましょう。
転職してみたいけど、めんどくさくて行動できない方は、下記の記事もぜひご覧ください。
関連記事:転職がめんどくさい!辞めたいのに行動できないときの対処法5選
まとめ:自分だけ昇給なしの場合は積極的に行動しよう!
自分だけ昇給なしの背後には、原因があります。
まずは直接上司に確認し、具体的な理由を確認しましょう。
現職の評価制度に満足できないなら、思い切って転職を検討するのも1つの選択肢です。
昇給が見込める会社でキャリアを積む方が、長期的に見てあなたの成長につながります。
何もせずに待っているだけでは状況は変わりません。
会社に不満を感じているのなら、積極的に行動することが大切です。
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