仕事の悩み

なぜ給料が上がらない?原因と収入をアップさせる8つの方法

なぜ給料が上がらない?原因と収入をアップさせる8つの方法

給料の上がらない状況が続くと仕事のモチベーションが下がり、パフォーマンスもダウンしかねません。

物価上昇が続く昨今では、「生活レベルを下げなければ」と不安になる方も多いでしょう。

本記事では給料が上がらずに悩んでいる方に向けて、下記の内容を解説します。

この記事でわかること

  • 給料が上がらない原因
  • 収入を上げる方法
  • 転職を成功させるポイント
  • アップの成功事例

本記事を読めば、現状から抜け出して収入をアップさせるヒントが得られます。

給料を上がらない会社は退職し、転職してしまうのが簡単に給料を上げる方法といえます。

給料を上げて、モチベーションと生活レベルの維持・向上を目指しましょう。

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目次

なぜ?会社の給料が上がらない根本的な理由

グラフの上にはてなが並んだイメージ図

給料が上がらない根本的な理由は、日本の労働環境にあります。

  • 非正規労働者の増加により、賃金が低くても人員を確保できる
  • IT化の遅れなどにより労働生産性が低く、給料に還元できない
  • 転職率が横這いで、賃金アップを検討する企業が少ない

直近20年間の平均給与は400万円台で推移しています。

男性女性全体
平成30年分544万円293万円439万円
令和元年分542万円296万円438万円
令和2年分535万円293万円435万円
令和3年分550万円302万円446万円
令和4年分563万円314万円458万円

※1年を通じて勤務した従業員の平均給与
国税庁|令和4年分民間給与実態統計調査をもとに作成

上記はあくまでも平均であり、企業規模や業種によって異なります。

たとえば、株式会社1つ取っても、資本金2,000万円未満の平均給与は391万円なのに対し、資本金10億円以上では649万円です。

電気やガスといったライフラインを支える業種は747万円である一方、宿泊業や飲食サービス業は268万円となっています。

同じ業種でも給料の高低には差があります。

給料が上がらない原因が会社や自分自身にないか、振り返ることも大切です。

給料が上がらない原因が会社側にある3つのケース

REASONのブロックが並んだ画

日本社会の根本的な理由以外に、あなたの会社側に原因があり給料が上がらないケースもあります。

  • 業績が給与に影響するケース
  • 給与評価制度に問題があるケース
  • 会社の給与を上げる基準が高すぎるケース

自社に当てはまるケースはないか、1つずつチェックしていきましょう。

業績が給与に影響するケース

会社の業績、業界全体の景気が悪い場合、給料は上がりづらくなります。

売上がなければ、人件費として還元する資金を確保できないためです。

下図キャッシュフローのように税金の控除や株主への配当、社内に蓄積(内部留保)する金額が多くなると、売上が伸びても給料に反映されません。

給料が上がらず、労働環境にも問題がある場合は転職を検討しましょう。

給与評価制度に問題があるケース

従業員の努力を適切に評価する制度がないと、給料も上がりません。

  • 基準が不明確
  • 評価が不公平
  • 透明性の欠如
  • 年齢による制限

評価基準があいまいだと、管理職は「この従業員は少し苦手なんだよな」など主観や先入観で評価しがちです。また25歳までは一定の給与額など年齢ごとに給料の上限が決まっていれば、たとえ能力が高くても規程以上の収入を得られません。

自分なりに頑張っていても給料が上がらない場合は、評価制度について一度確認してみましょう。

会社の給与を上げる基準が高すぎるケース

会社の給料を上げる基準が高すぎる場合も、収入アップをさまたげる原因の1つです。

  • 基準が厳しすぎて、誰も達成できない
  • 実情と乖離している
  • 古い評価基準が残っている

現状にあわせて見直されない評価制度が続くと「いくら頑張ってもクリアできない」とモチベーションが低下しますよね。

「努力するだけ無駄」と感じるとパフォーマンスの悪化が発生すると同時に自身の業績も低下し、給料が上がらない負のスパイラルが続くでしょう。

給料が上がらない原因が自分自身にある3つのケース

頭の上にはてなを浮かべた会社員5人

会社の同僚が自分より給料が高い場合は、あなた自身に給料が上がらない原因があると考えられます。

  • スキルセットが不足している
  • 評価制度の基準を上回っていない
  • 成果を上手くアピールできていない

会社だけではなく、自分が改善すべき点はないか、チェックしていきましょう。

スキルセットが不足しているケース

給料が上がらない原因として、職場で求められるスキルが不足しているケースが挙げられます。

  • 専門業務に必要なスキル
  • 通常業務の効率化につながるITスキル
  • コミュニケーションスキル 

給与評価では従業員の能力を考慮し、給料アップの可否を判断する会社もあります

業務によって必要な専門知識は異なるものの、下記は最低限磨いておきたいスキルです。

最低限磨きたいスキル必要な理由
コミュニケーションスキル同僚や上司とスムーズに連携して業務にあたるため
マネジメントスキル進捗を把握・管理し、業務をとどこおりなく進めるため

スキルアップに努めると対応できる業務の幅が広がり、キャリアアップにもつながるでしょう。

評価制度の基準を上回っていないケース

評価制度の基準を満たせていない場合も、給料は上がりません。

基準を上回るために、どのような観点で評価されるかを把握しましょう。

評価基準評価項目の例
業務評価評価期間内の業務成績・受注件数
・売上目標の達成度合い など
能力評価業務遂行能力や保有スキル・専門的な知識や技術
・リーダーシップ など

自分の足りない部分を補完し、場合によっては上司や人事部に評価基準の詳細を確認してみてください。

成果を上手くアピールできていないケース

成果が出ても、管理職へアピールできないと正当に評価されず、給料にも反映されません。

人事評価で自己評価シートを提出する場合、下記3つのポイントを押さえましょう。

  • 結論(成果)から書く
  • 具体的な数字を用いる
  • 失敗や課題とともに改善点を書く 

自己評価シートで成果をアピールする際の例文は、下記のとおりです。

【例文】

売上は150万円となり、目標120%達成。
ただし既存顧客のリピート率は20%で、目標未達。
原因は既存顧客へのフォローが不十分だったと考える。
次年度は顧客理解を一層深め、アップセルを狙う。

自己分析を深め、評価者に納得感のあるアピールをしましょう。

給料が上がらない負のスパイラルから抜け出し収入を上げる8つの方法

給料が上がるイメージ図

給料が上がらない状況を変えたい方に向けて、収入を上げる8つの方法を紹介します。

  • 自分の業界や職種で必要とされる専門スキルを勉強する
  • 自分の成果を上司や会社へしっかりとアピールする
  • 業界イベントやセミナーに参加し、キャリアに役立つ人脈を築く
  • 自分のスキルや趣味を活かして副業を始める
  • 自分のビジネスを立ち上げ、起業家として独立する
  • 専門スキルを活かしてフリーランスとして活動する
  • スキルアップのために教育訓練を受講する
  • 高収入が期待できる職種に転職する

自分に合った収入アップ方法を見つけて、今日から早速行動していきましょう。

自分の業界や職種で必要とされる専門スキルを勉強する

スキルアップは、給料を上げるうえで不可欠です。

自分にとって何が必要か、課題を明確にするところから始めましょう。

  1. 「どうなりたいか」という理想像を明確にする
  2. 理想を実現するために必要なスキルを洗い出す
  3. 必要なスキルの保有状況を確認する
  4. 足りないスキルの獲得・向上に努める

具体的な勉強方法として、隙間時間を活用し、書籍や専門情報サイトなどを読み込むのがおすすめです。

また、評価制度がある企業では取得してもらいたいスキルや資格が記載してあるはずです。

まずは評価制度に記載のある資格取得を目指しても良いと思いますよ。

自分の成果を上司や会社へしっかりとアピールする

日頃から成果をアピールすることも大切です。

  • 達成の可否などの予測を踏まえ、今後の見通しについて相談する
  • 相談する際は上司に丸投げせず、自分の意見も伝える
  • 具体的な対応策を提示し、前向きかつ積極的な姿勢を見せる

【例文】

「今月の売上目標について、現状○円ほど下回ると推測しています。
未達防止策としていくつか考えています。アドバイスをいただけますでしょうか?」

業務の進捗状況を中間報告することで、「安心して仕事を任せられる」と高評価を得やすくなります。

報告という形で、勤務姿勢や成果をアピールしましょう。

業界イベントやセミナーに参加し、キャリアに役立つ人脈を築く

業界イベントやセミナーに参加すると、専門知識が深まるのはもちろん、人脈の拡大に有効です。

広がった人脈は、ビジネスチャンスの創出などにつながります。

  • 新たな顧客の獲得
  • 獲得した顧客からの紹介
  • 情報交換によるスキルアップ

人事評価の向上につながり、給与交渉もしやすくなるでしょう。

自分のスキルや趣味を活かして副業を始める

会社の給料だけでは心もとない場合、自分のスキルや趣味を活かした副業もおすすめです。

  • ブログ
  • データ入力
  • ハンドメイド
  • コーチング など

副業は夜間や休日に取り組む場合が多いため、明確な目標がないと途中で挫折しかねません。

「お小遣いを月1万増やすため」など、自分なりの目標を立ててから取り組みましょう。

自分のビジネスを立ち上げ、起業家として独立する

起業家として独立することで、給料が上がる可能性もあります。

20代は下図のように起業家として独立する方が多く、割合は全体の3〜4割を占めています。

起業家の年齢層を示すグラフ
※パートタイム起業家:週の稼働時間が35時間未満の起業家
引用:日本政策金融公庫総合研究所|2023年度起業と起業意識に関する調査

起業に失敗しないためには、下記3つのポイントを意識しましょう。

  • 副業から始め、軌道に乗ってから独立する
  • 国や自治体の補助金・助成金を活用する
  • 人脈形成を積極的に進める など

制度や人脈などを有効活用し、経験や自己資金の少なさをカバーしてみてください。

専門スキルを活かしてフリーランスとして活動する

専門分野のスキルや経験がある場合は、フリーランスに転身するのも1つの方法です。

最近では、40代を中心にフリーランスとして活躍する方が増えています。

フリーランスの割合
20代4.4%
30代25.5%
40代37.1%
50代26.0%
60代以上7.0%

フリーランス協会|フリーランス白書2023をもとに作成

エンジニア職の登録者が多いレバテックフリーランスでは、10代〜20代の登録割合は全体の約40%でした。

自己管理能力が高く、案件獲得に向けて積極的に行動できる方は、フリーランスへの転身を検討しましょう。

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スキルアップのために教育訓練を受講する

スクールや専門コースに参加すれば、スキルセットの拡充ができます。

国の教育練給付を受けて、指定講座を受講するのも有効です。

  • 資格取得講座
  • 学位取得講座
  • ITスキル習得講座 など

業務に活かせるようになると業績アップにつながり、人事評価も高まるでしょう。

スキルアップに有効なスクールは多数ありますが、下記のポイントを踏まえて選定することが大切です。

選定ポイント
受講難易度は高すぎないか・基礎コース
・上級者コース など
自分に合った受講スタイルがあるか・夜間コース、休日コース
・オンライン、対面 など
サポート体制は充実しているか・カウンセリング
・サポート窓口 など

必要なスキルは何か自己分析したうえで、学びが深められるスクールを選択しましょう。

高収入が期待できる職種に転職する

現在の職種では給料が上がらないと見込まれる場合、下記のように高収入が期待できる仕事へ転職するのも有効です。

職業名20代の平均年収
コンサルタント系475万円
企画系393万円
営業系373万円
電気系の技術職368万円
IT系の技術職367万円
建築系の技術職365万円
金融系の専門職367万円

参考:doda|平均年収ランキング(年齢・年代別の年収情報)【最新版】

給料が高い傾向にあるのは、下記のような職種です。

  • 戦略設計などの重要な部分を担う職種
  • 各担当者の責任が非常に重い職種

自社の業績や業務範囲によっては給料が上がりにくいという点は、上記の職業でも変わりありません。

転職する際は求人票だけではなく、企業サイトの決算報告なども参考にするとよいでしょう。

給料が上がらないなら転職しよう!成功させる2つのポイント

給料を上げるための転職成功のポイント

「給料を上げるために転職しよう」と決意した方は、下記2つのポイントを意識すると成功しやすくなります。

  • 市場価値が高い業界を把握する
  • キャリア形成を図る

転職先を見極めつつ、自身の価値を高めていきましょう。

市場価値が高い業界を把握する

転職で給料を上げたい場合は、市場価値が高い業界を見極めることが大切です。

IT系の職種などは企業のDX推進にともない、需要が高い傾向にあります。

ITサービス市場の支出額は順調に伸びていくと予測されているのです。

国内ITサービス市場の支出予測のグラフ
※2021年は実績推定値、2022年以降は予測
引用:IDC Japan 株式会社|国内ITサービス市場予測を発表

転職で給料が下がらないよう、成長性の高い業界を選択しましょう。

キャリア形成を図る

キャリア形成をしっかり行えば選択肢が広がり、より給料が高い企業へ転職しやすくなります。

キャリア形成を行うため、考えるべきポイントは3つです。

・就きたい仕事や働き方を明確にし、必要なスキルを身に付ける

・自身の強みや希望を言語化しながら、長期的な計画を立てて実行する

・自分だけでは強みが分析できない場合は、第三者に相談する

身近に悩みを相談できる人がいればよいのですが、なかなか難しい方も多いのではないでしょうか。

気軽に相談できる方がいない方は、ぜひキャリフリをご活用ください。

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転職して給料がアップした人の事例

転職のイメージ図

厚生労働省のデータでは、転職したことで給料が上がったとする方は全体の約4割にのぼっています。

20代から30代は、半数近くの方が給料アップを体感しています。

参考:厚生労働省|令和2年転職者実態調査の概況18ページ

キャリフリを利用したAさんも、倉庫内軽作業の派遣アルバイトから、コールセンターの正社員へ転職しました。

残業時間基本給
転職前70時間13万円
転職後10時間18万円+インセンティブ

Aさんの残業時間は、転職によって70時間から10時間にまで減りました。一方で、基本給は月5万円の昇給が実現しています。

インセンティブ制度を導入している会社への転職で、今後のAさんの努力次第では成果に応じた報酬を受け取ることも可能となりました。

「今よりももっと給料を上げたいけど、どうしたらよいか分からない。」

「自分のキャリアなんて考えたことがなかったけど、とにかく給料が上がらない現状をなんとかしたい!」

「自分の能力を評価してくれない今の会社から抜け出したい。」

給料が上がらなくて辛い現状を変えたい方は、キャリアカウンセリングから受けてみてはいかがでしょうか。

キャリフリでは、簡単なアンケートに回答するだけで、有料級のカウンセリングを無料で受けられます。

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副業して給料がアップした人の事例

カフェでパソコンを開いて仕事しているイメージ

リモートワークの普及で通勤が不要になった近年では、空いた時間を副業にあてて収入アップを図る方が増えています。

副業経験を持つ方の割合本業収入の平均副業収入の平均
全体32.1%571万円327万円
20人~1,000人以上規模の会社に所属している方22.6%600万円20万円

参考:・Job総研|2023年副業・兼業の実態調査
   ・Job総研|2023年副業・兼業の実態調査vol.2

調査結果の中で副業している方は2018年で35.5%だったのに対し、2022年では72.4%と約2倍になっています。

収入確保に不安がある方は、副業を始めてみるのもよいでしょう。

スキルアップして給料アップへの道を切り開きましょう!

右肩上がりのグラフ

給料が上がらない原因は、会社側の評価制度や自身のスキルに課題がある場合が考えられます。

給料アップには、下記3つの行動が大切です。

  • セミナーへの参加などでスキルアップを図る
  • 自身の成果を日頃からアピールする
  • 高収入が期待できる職種へ転職する

給料が上がらない現状から抜け出すため、今日から早速行動を起こしていきましょう。

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