家族経営の会社で「身内ばかりひいきされて、自分の給料はなかなか上がらない」と不満を抱えながらも我慢して働いていませんか?
家族経営の会社は、親族を役員や管理職にし、一般従業員と給料格差が生じている会社も少なくありません。
本記事では、家族経営の会社は給料が上がりにくい理由や、給料アップしたいときの対処法について解説しています。
本記事で分かること
- 家族経営の会社で給料が上がらない理由
- 家族経営で給料が上がらないときの対処法
- 家族経営のブラック度チェック
- 家族経営の会社から転職する際の注意点
あなたの働いている家族経営の会社がブラック企業なのか見極める5つのポイントも解説しているので、このまま居続けていいのか、しっかり見極めていきましょう。
こんなお悩みありませんか?
- 家族経営の会社だから、将来の給料が不安。
- 家族経営のワンマン体質がストレス
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目次
家族経営にうんざり!給料が上がらない3つの理由
家族経営の会社で給料が上がらない主な理由は、下記の通りです。
- 規模が小さい中小企業が多いから
- ワンマン経営になりがちだから
- 身内が優遇され正当に評価されないから
あなたの働いている家族経営の会社に当てはまる場合は、要注意です。
規模が小さい中小企業が多いから
家族経営の会社で給料が上がらないのは、そもそも企業規模が小さい点が原因の1つとして挙げられます。
中小企業では大規模な取引が発生する可能性が低く、従業員の給料に売上を反映しにくいためです。
実際、資本金5億円超の大企業では同族経営が56.2%なのに対し、1億円以下の中小企業は92.2%と割合が跳ね上がります。
国税庁|会社標本調査結果(2020年度)法人数の内訳を参考に記載
すべての中小企業で「給料が上がりにくい」というわけではありませんが、企業規模は1つの目安にはなるでしょう。
ワンマン経営になりがちだから
権力による会社経営は、給料が上がりにくい原因の1つです。
家族経営の会社は、親族が役員や管理職に配置される場合も多く、ワンマン体質になりがちです。
給与形態は経営者の意向を強く反映するため、身内やお気に入りの従業員以外は給料が上がりにくいのです。
身内ばかり優遇する傾向にあるから
家族経営の会社でよくありがちなのが、家族や子どもを役員や管理職にするケースです。
人事制度も、一般的な会社とは違い経営者の好き・嫌いといった主観的な感情で昇給の可否が決まるケースも少なくありません。
心身ともに疲弊する前に、給料を上げる行動を起こしましょう。
家族経営はケチすぎる?給料が上がらないときの対処法3選
家族経営の会社で給料が上がらないときには、下記4つの対処法を試してみましょう。
- 明確な根拠と共に給料の見直しを提案する
- 会社にとって価値のあるスキルを身につけアピールする
- 本業に支障を来さない範囲で、スキルを活かした副業をする
- 労働環境や待遇があまりに悪い場合は転職を検討する
会社に依存せず、自分の力で給料を上げる方法を身に付けるのがポイントです。
明確な根拠と共に給料の見直しを提案する
給与交渉の根拠がある場合は、給料の見直しを上司に提案しましょう。
- 売上目標を継続して達成した
- プロジェクトを完遂した
- 任される仕事が増えた
親族が多い家族経営の場合は、経営者や身内職員のおかげで、成果を上げられたことをしっかり伝えてみましょう。
【提案の例文】
入社して3年が経ち、みなさまのご指導のおかげで業務もとどこおりなく進められるようになりました。
売上も昨年比で10%上がり、今後も継続して会社へ貢献していきたいと考えております。
つきましては上記の実績を踏まえ、昇給をご検討いただけないでしょうか。お忙しいところ恐れ入りますが、何卒よろしくお願いいたします。
提案する金額は、理想よりも多めに見積もることが大切です。
会社から提示された金額が多少下がっても、理想の金額をクリアできるうえ、プラスアルファをもらえる可能性があります。
会社にとって価値のあるスキルを身につけアピールする
家族経営で給料アップを実現するためにも「スキルを保有した価値ある人材」であると積極的にアピールしましょう。
- 親族が誰もできない専門分野のスキルを身に付ける
- 従業員をフォローし好感度を上げる
- マネジメントスキルを強化する
家族経営でも、あなたが特別なスキルを保持していれば、会社にとって貴重な人材になります。
従業員が困っている業務があれば積極的にフォローし、会社にとって重要な人材であることもアピールしていきましょう。
規模が小さい家族経営の場合は、社長の仕事も積極的に手伝い貢献していくのもおすすめです。
一向に給料が上がらないなら早めに転職検討する
スキルの取得や会社に利益をもたらしても、一向に給料アップが見込めないなら転職も検討しましょう。
頑張りも正当に評価してくれない家族経営にいては、あなたの成長も止まってしまいます。
職員が少ない家族経営の会社では、すぐに退職できないことも考えて早めに行動に移すのが大切です。
待遇が悪い家族経営に転職しないためにも、転職前はしっかり企業調査を行いましょう。
転職も検討したいものの、「何から手を付けたらよいか分からない」という方は、転職完全攻略のキャリアロードマップコラムの活用がおすすめです。
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あなたが働いている家族経営の会社はブラック?見極める5つのポイント
ブラックな家族経営会社の特徴は下記の通りです。
- 残業が多すぎる
- 労働時間の記録が正確ではない
- パワハラ・モラハラがひどい
- 昇進・昇給の基準が明確ではない
- 退職の際の制約が厳しい
上記6つの特徴に当てはまっていたら、労働環境が良い家族経営とは言えません。
先を見据えて、正しい判断をしていきましょう。
残業が多すぎる
家族経営の会社では、能力を見ずに「親族だから」という理由で職員を採用・配置する傾向があり、身内ではない職員の仕事量が増え残業が多くなりがちです。
- 身内職員の遂行能力が低い
- 身内職員が自分の仕事をその他の職員に押し付ける
- 経営者が身内以外の職員に仕事を多く割り振る
一般労働者における残業の限度時間は、厚生労働省によって定められています。
期間 | 残業の限度時間 |
1週間 | 15時間 |
2週間 | 27時間 |
4週間 | 43時間 |
1か月 | 45時間 |
2か月 | 81時間 |
3か月 | 120時間 |
1年間 | 360時間 |
残業が月45時間以上になってくると、要注意です。
とくに、月100時間超は完全なるブラック企業といえます。
ホワイト企業に勤めたい方は、月25時間以下の残業を1つの目安として転職先を選びましょう。
労働時間の記録が正確ではない
職場が身内ばかりだと、労働時間の記録があいまいで適当に管理されている場合もあるでしょう。
- タイムカードを設置していない
- 手書きの出勤簿を導入している
- 押印によって出社を証明している
労働時間の把握が行われていないと、残業代も正確な算出や支払いがされません。
家族経営の会社では法令遵守の意識が薄く、平気でサービス残業を強いるところもあります。
関連記事:残業代が出ない会社を辞める判断基準は?
パワハラ・モラハラがひどい
家族経営の会社は、経営者や職員がパワハラ・モラハラしても止める人が出てきにくい環境です。
- まともに味方をしてくれない
- 身内には優しく部外者には厳しい
- 身内ばかりで誰にも相談ができない
場合によっては精神的な不調で働き続けるのが難しくなり、うつ病になってしまう人も少なくありません。
逃げ場のない家族経営でパワハラ・モラハラを受けた際は、無理に出社をしないで信頼できる第三者に相談しましょう。
昇進・昇給の基準が明確ではない
昇進や昇給の基準があいまいな場合も、ブラック家族経営の可能性があります。
- イエスマンが評価される
- ゴマすり上手ほど、給料が上がりやすい
従業員の少ない家族経営では、助言する人もいないため創業者やその一族の独断でさまざまなルールが決まる場合もあります。
不透明な昇給があったとしても、あなた1人で改革は難しいため、他の会社に転職も考えた方がいいでしょう。
退職の際の制約が厳しい
家族経営の会社はもともと小規模、かつスキルが低い身内職員もいるため、外部の有能な職員を手放したくないのが本音です。
- 人手不足を理由に辞めさせてくれない
- 退職届を受け取ってもらえない
- 「今辞めると今月分の給料を出さない」と言われる など
辞める覚悟をしっかり決めていないと退職を取り下げ、苦しい環境に居続ける羽目になりかねません。
退職のさまたげはいずれも法律違反にあたるため、自信を持って確固たる意思を伝えましょう。
給料も上がらないし、まともじゃない家族経営なら退職しよう
家族経営で給料が上がらず、理不尽さや不公平さを感じる場合は早めに退職しましょう。
淡い期待をしても、日本全体の給料は中々あがらないため、小規模の家族経営であれば何年働いても同じ給料の可能性もあります。
関連記事:なぜ日本の給料は上がらない?原因と収入をアップさせる8つの方法
しかし20代と若い人なら、待つより自分から行動した方が収入アップできるでしょう。
辞めたいと思いながらも決断できずに同じ会社に留まる人も少なくありません。
しかし時間は有限です。
気が付いたら年齢を理由にやりたかった職種も不採用になってしまうリスクも念頭に置いてご自身のキャリアを真剣に考えてみてください。
転職活動を始めるならキャリアの見直しがおすすめ
転職するとしても、自身の努力が給料に反映されやすい会社かを見極めないと失敗する可能性もあります。
今の家族経営の会社が失敗したと思うなら、焦って転職せずに今度の人生について考える時間を作るのも有効的です。
- どんな仕事がしたいのか
- どんなスキルを身に付けたいのか
- どれくらいの収入がほしいのか
- 仕事に何を求めているのか
- どんな人生にしていきたいのか
給料面だけでなく、目指したいキャリアがハッキリすれば、目標に向かって行動できるようになります。
実際にキャリア形成って何をすればいいのかわからない、不安な方は、キャリアコーチングの利用がおすすめです。
キャリアコーチングと転職エージェントとの違い
どちらも転職者を支援するサービスですが、大きな違いは転職を前提にしているのかです。
転職エージェントは、登録すると転職に向けてのヒアリングや求人紹介が始まります。
そのため、じっくりキャリア形成したい人には向いていません。
- 家族経営は辞めたいけど先が決まっていない
- 転職よりスキルを身に付けたい
- 何をしたらいいかわからない
上記のような悩みがある人は、スキルも身に付けながらキャリア形成もできるパーソナルスクールがおすすめです。
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家族経営に期待できないならスキルを伸ばしてキャリアチェンジしよう
家族経営の会社はワンマン経営や評価制度の不透明さによって、給料が上がりにくい状況があります。
現状を変えるためには、思い立った日に動き出すのも大切です。
- 身に付けたスキルを業務に活かし、実績をアピールする
- 自分の趣味やスキルを活かした副業で、収入を確保する
- 自身の努力が正当に評価され、給料に反映される職場へ転職する
- 転職先がブラック企業に当てはまらないか、よく確認する
- 場合によっては、プロのキャリアアドバイザーに相談する
ワークライフバランスも改善したい場合は、労働環境がよりよい企業への転職を検討しましょう。
給料もキャリアもあなたの行動次第で、伸ばしていくことは十分可能です。